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アトピーを治したいと願う

アトピー性皮膚炎は治りずらい皮膚疾患だ。そして「痒み」という本人にしか感じることのできない辛い症状をともなう。私の友人は大学生時代にアトピーが発症したといっていた。このような場合を、アダルトアトピーだとか、大人のアトピーだとか呼ぶそうだ。一般的に、大人のアトピーは治りづらいといわれる。これは、子供のアトピー患者の何割かが成長し、免疫力がつくにつれて、自然にアトピーの症状が治ることと対比しているようだ。でも決して大人のアトピーが治らないものだと諦めないで欲しい。このレポートは、長い間ステロイド漬けになっていた重症のアトピー患者が、みごとにアトピーを克服した方法を記したものだ。

アトピーは単一の原因で起こるのではない

人により様々な原因が考えられるだろうが、体に対する負担が、ある限界点を越えたときに痒みという症状で異常を知らせてくれているのだと考えるのが自然であろう。アレルギー検査で卵が反応したから、卵さえ食べなければ良い。など、そういうものではないと思うのだ。

卵が反応したときは、運悪く、強烈な精神的ストレスを抱えていたのかもしれない。それに、普通の人は美味しく食べているのに、一生卵が食べられないなんて悲しいではないか。それに、卵にかぎらず、一度アレルギー検査で反応した食材を、いつのまにか食べられるようになっていたということは良くあることだ。

このように、食生活から、居住環境、生活習慣や、心的態度など、今までの自分を構成するひとつひとつの要素を見つめなおし、改善していきながら、あわせて入浴療法などをおこなうと効果的であろう。もちろん温泉地で長期療養できれば理想的だか、現実的にそんなことを出来る人は少ない。

毎日の生活のなかで改善していくには、家庭での入浴を大事にするべきだ。東洋医学的には体の内部の冷えが、さまざまな症状となってあらわれると考えられている。東洋医学を信じる信じないは別として、熱すぎないお湯にゆったりとつかるのは誰しも気持ちがいいはずだ。

そしてお風呂に入ったら、さっとあがってしまうのではなく、しっとりと汗がでてくるまで十分につかる。これを毎日繰り返し、体を内部から温め、皮膚を清潔にし、心身ともにリラックスを味わう。もちろん一日二日ですぐに良くなりはしないだろうが、かといってアトピーと一生付き合う必要もないだろう。人間の自然治癒力はすばらしいし、誰もが持っている自然治癒力を発揮することができれば、きっとアトピーは治ると確信している。

アトピーの改善

アトピーの改善に向けて、どんなチャレンジが出来るだろうか。幸いにして、もしかしてアトピー性皮膚炎かもしれない。と悩んでいる段階や、アトピー性皮膚炎と診断されてまもない場合は、ステロイド剤には頼らないほうが賢明だろう。

やはり対症療法では根本的なアトピー改善には繋がらない。そしてアトピー性皮膚炎の痒いという症状は、体が発する大切なシグナルであると考えるべきだ。骨を折って痛みを感じる、風邪をひいて熱をだす。これらと同じように、アトピーの痒みというのも、確か原因があってこそ起こりうるものだ。からだに与えた負担が、アトピーの痒みという症状となってあらわれているに過ぎないのではないかと思う。

ひとつひとつ、自分の生活を見つめなおしていくことが大切だ。バランスの良い食事をとっているか。ファーストフードやコンビニの弁当ばかりになってはいないか。ごみやほこりだらけの不衛生な環境で暮らしていないか。充分な睡眠はとれているか。不規則な生活を送っていないか。タバコを吸っていないか。酒を飲みすぎてはいないか。

もちろん精神衛生面もわすれてはならない。仕事で大きなストレスを抱えてはいないか。人間関係になやんではいないか。ものごとをマイナスに考える習慣はないだろうか。アトピーの症状に心がとらわれすぎてはいないか。心と体は密接につながっているから、心の影響は体にあらわれる。

対症療法の弊害

ステロイド皮膚症という言葉をきいたことがあるだろうか。これは、ステロイド剤を長期間漫然と使い続けることによって、だんだん効き目が弱くなり、次第に炎症の起こる範囲もひろがり、皮膚が薄くなったり顔が赤く腫れ上がったりという副作用が発生する状態のことをいう。

そして事実、アトピーの症状より、ステロイド皮膚症の症状に悩まされる患者さんもおおくいる。はじめてステロイドを使ったとき、魔法のように痒みがおさまり、皮膚のただれがなくなった。実際ステロイドは夢のような薬だと思った。でもいつのまにか、最初に処方されたステロイドでは効かなくなってくる。そしてもっと強いステロイドを求めるようになる。

そして気がつくとステロイド皮膚症になっていたという具合である。ステロイド皮膚症の患者さんがかわいそうなのは、ステロイドによる副作用に悩まされるようになったうえに、もともとのアトピーも治っていないということだ。痒みや皮膚の荒れがひどく、日常生活に支障をきたすような状態だった場合、ステロイドを使うことによって、一時的にしろ状況が改善されることによる精神的な効果は大きいと思う。

ステロイドの使用については賛否両論あって、上記のような精神的な効果なども踏まえると、絶対悪とも言い切れない。ただ漫然とステロイドに頼る状況に問題がある。「ステロイド剤を使う際は、症状をコントロールしながら上手に使う。」という指導がなされるが、このようなマンツーマンの指導は、普通の病院、皮膚科などでは難しいのが現実だろう。

アトピーと温泉療法

温泉療法でアトピー性皮膚炎を治療している人がいる。これは大地から湧き上がる天然のエネルギーがたくさん含まれた温泉につかることによってアトピーを治療するというものだ。つまり、むかしから行われてきた湯治である。

通常の家庭で入るお風呂でも充分気持ちのいいものだが、自然のなかで、自然のエネルギーをふんだんに含んだ温泉となれば、さらにリラックス効果は倍増する。実際に温泉療法でアトピーを完治させた人がいるというのもうなずける。

ただし療法というからには温泉療法も療法なのである。3泊4日で温泉地に旅行に行ったからといって、または1,2週間温泉地に滞在したからといって、それでは温泉療法とはいえないらしい。アトピー性皮膚炎の治療にかかわらず、温泉療法の期間については様々ないわれがあるが、最低3ヶ月の期間は考えておきたい。そして1日数回に分けて、合計で2,3時間温泉につかる。

こうすることで汗と共に体内の毒素が排出され、しだいに健康体になってくる。入浴によってアトピー性皮膚炎の改善をめざす温泉療法。もちろん天然の温泉で療養することができれば、それが一番であるが、なかなか長期間療養できるものでもない。そういう場合は、やはり家庭での入浴をこころして行うということになる。

そこで、貴陽石などデトックス効果がある入浴剤を試してみるのも価値があるが、いかんせん高い。これでは気軽に入浴剤をつかえないというかたは、ウーロン茶のパックをつかったウーロン茶風呂を試してみるといいかもしれない。低コストなうえ、水道水のお湯に比べ入浴効果が高まるそうだ。


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